藤枝市 リフォーム 育暮家 家は新築から始まり、メンテナンスやリフォームを繰り返し、維持されていきます。生活スタイルも家のつくり多様化したい時代にこそ、「ライフサイクルリノベーション」の考え方が大事になります。家は住み継がれていくことで長寿命となり、その役目を果たします。
2019. 7. 25

ピアノの防音対策を考えたい

「ご近所へのピアノの音が気になって、」そのようなご相談がありました。

リビング横の6畳間に置かれたグランドピアノ、ここで引くピアノの音がご近所のご迷惑になっていないかが気になって、なかなか思い切って弾けない。ちょっとフラストレーションもたまります。

こちらの住まいは築10年位で、窓はペアガラスになっていました。建築時に防音対策を十分に行う方は少ないけれど、近年の断熱サッシは防音効果も上がり一定の防音効果が期待できます。

リビングとの境は、開放感を求めて3枚引き戸の木製建具です。開き戸での防音は可能ですが引き戸の防音は困難。こんな現状を説明しながら対策を考えていきました。

2方向にある窓はペアガラスの内窓などで2重化、リビング境は開き戸への改造は解放感を優先したいとのことでそのまま残し、効果はかなり?ですが防音カーテンを取り付けることになりました。

「音は隙間から逃げるので隙間対策も大事ですね」3本引き戸の隙間、換気のための吸気口の隙間、エアコンの壁の穴、この辺りも何かしら対策することにし、工事が決定。

10日ほどの納期を頂いた後、内窓と防音カーテンの取り付けを行いました。

工事に先立ち、「音というのは実に厄介です。」数値的に半分に防音されても人の聴覚は更に敏感に音を拾おうとするので「あまり変わらない」となります。と説明します。

「ビフォアアフターは収音器で確認しましょう」

防音工事ではビフォアアフターの実測が大事です。効果の検証と是正対策の検証のためにです。

まずは、2重窓化した窓の防音効果の検証です。

家から3mぐらい離れたところで計ることにしました。

まずは窓を開けたままで。

(今日はなぜかすべての写真が90度回転してしまう現象に見舞われてしまいました;;
 見づらい画像ですみません、近日中に直します!)

oto1.jpg

oto2.jpg


約65デシベル、これはかなりうるさいとされるレベルです。

次に既存の窓状態

約55デシベル。約10デシベルほど下がったがまだうるさいレベル

次に 今回施工した内窓も閉めてみると

oto3.jpg

約45デシベルあたりに10デシベル下がり、普通とされるレベルになりました。

これなら、静かな事務所レベルとされる目安なのでいい感じです。

そして、遮音カーテンはどうか。カーテンを持った感じ、思ったより軽かったのでどうかなと思いましたが、結果は3デシベル程度の効果。ただ、カーテンの周りの隙間対策はしたものの完全とはいかないので,単純の生地の性能とはいえないとは思います。

変換 ~ 4 屋内開放屋内開放時の実測.jpg

扉開放時のリビング実測、80デシベル近くまで上がります。

変換 ~ 5 防音カーテン.jpg

防音カーテンをつったところ

変換 ~ 6 屋内防音カーテンのときの実測.jpg

防音カーテンの効果3デシベル

変換 ~ 7  屋内扉をつけて.jpg

引戸を閉めた状態

変換 ~ 8 扉閉めたときの実測.jpg

引戸を閉めて実測

実測し、まあまあの結果に「これで安心してピアノ弾いてください」
「ただ、リビングではまだまだ音が大きいなあ、と言う感じですね」
これは、暮らし方で工夫してもらうか、将来さらなる防音リフォームを行うかですと説明して、
無事工事完了となりました。

変換 ~ 最後のイメージ画像.jpg