藤枝市 リフォーム 育暮家 家は新築から始まり、メンテナンスやリフォームを繰り返し、維持されていきます。生活スタイルも家のつくり多様化したい時代にこそ、「ライフサイクルリノベーション」の考え方が大事になります。家は住み継がれていくことで長寿命となり、その役目を果たします。
2015. 9. 25

建て替えか・リフォームか育暮家はいほーむすはどう判断する? (戸建住宅の場合)


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ライフスタイルやライフステージの変化に伴い、人は家について考えることになります。

自分の家や実家等、住み慣れた家をどうするか。建て替えか、リフォームか。

また、誰と住むか。どう住むのか。等々いろいろ考えて悩みます。



■まず、建て替えかリフォームか悩むのはどんな時か考えてみました。

●古いけれど思い入れがある住まいで使えれば使いたいと思っている

●まだ新しいけど使い勝手が悪い

●ご両親が自分の代では壊したくないと言っている

●伝統的つくりだけど残す価値があるか分からない

●金銭的に有利な方を選択したい

●中古流通がこの先活発になると聞き、リフォームして資産価値を高めて備えておくかどうか

●家付き土地を購入するに当り、上物としての価値がわからない



■では、ケースごとに判断の整理をしてみます。

①建て替えをお勧めするケース

●軟弱地盤に建築されていて、耐震強度が不足している場合
(但し、曳家するなどして地盤補強し、その後復旧できる場合は検討)

●腐朽や蟻害が梁まで広がっている場合

●思い入れがなく、築年数が経過している場合

●プレハブ式住まいで、建築したメーカーが存在しない場合

●平屋にそのまま2階を増築されている場合

●リフォームで多大な費用が発生する場合(費用だけで判断できないこともあり)

●大きなリフォーム(増築)が繰り返されていて接続部が不明瞭な場合


②リフォームをお勧めするケース

●ライフステージの変化でリフォームして資産として受け渡す場合

●地盤の良いところに建つ古民家の場合

●古くて耐震的不安があるが、思い入れがあり補強見通しがつく場合

●今では手に入りにくい素材や手仕事が施されている場合

●リフォームすることで生活の質を上げられる場合(耐震補強を条件に)

●部分的リフォームでライフスタイルの変化に対応できる場合(資金的、期間的優位性)

●家が地域の風景になっている場合

■まとめ

家が不足していた高度成長期が終わり、家が余る時代に入りました。

核家族が進み、戸建住宅・分譲マンションなども数を増してきました。

家は世代を超えてつなぐもの。当たり前としてきた「つなぐ家」という考え方は

生活や価値観の変化に伴い多様化しています。

家づくりは昭和30年当りを境に日本古来の伝統工法中心から、様々な新しい工法、素材が登場します。

家のつくり手も地域の大工さんを中心にみんなで協力してつくることから設計者、工務店が請け負う形へと変

化し、ハウスメーカーのプレハブ住宅が始まりました。

そして今、工法、仕様、年代も様々な日本の家となり、その価値をどう判断し評価するかは簡単ではありません。

家を残すかどうかの判断は、その場の関係者の価値観となって左右されることもあり難しいです。

建て替えか・リフォームか。

その判断は暮らしや資産に影響を与え先延ばしするば選択の余地を失うこともあります。

■次に判断する基本姿勢です

①家は地域の気候風土の中に建っているので、地域性を考え画一的に判断しない

②築年数で判断するのではなく、インスペクション(建物調査)の結果で評価する。

③伝統的つくりには一定の評価を与える

④思いや家の歴史を大切にする

⑤構造的に成立出来ない建物は評価の対象外とする

⑥無理なリフォームは欠陥をつくることになる