藤枝市 リフォーム 育暮家 家は新築から始まり、メンテナンスやリフォームを繰り返し、維持されていきます。生活スタイルも家のつくり多様化したい時代にこそ、「ライフサイクルリノベーション」の考え方が大事になります。家は住み継がれていくことで長寿命となり、その役目を果たします。
2019. 4. 5

藤枝で古民家リノベーション vol.4 (静岡)

 藤枝で昨年から工事が続いていた古民家リノベーションのお住まいの社内検査を

社員で行いました。まだ少し残った作業を職人さんが仕上げています。

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床にはみつろうワックスと言ってミツバチの巣からつくったワックスを使用しています。

実はこのワックス塗りの作業は住まい手さんご家族でやっていただきました。

育暮家はいほーむすでは恒例の役割分担なのですが、これから先の床のメンテナンスに向けてのノウハウだし、何と言っても愛着への気持ちの出発点になっているようです。

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外回りのゴミ拾いをしながら基礎周りを見ていると、古民家にはとっても大事な通気が十分にできる作りになっているのが分かりました。地面からの湿気対策に防湿コンクリートを施工し、さらに床下空間の通気を妨げないよう床下の環境には色々手立てをしています。床下への風の入口・出口の確保は希望に合わせて調節のが古民家。

でも今のライフスタイルでは中々思うようにいきません。それだけに床の断熱は重要になっています。

床下の乾燥は床組木材の傷みを防ぎます。空気がよく抜けるようにしたいですが、

床下からの隙間風で寒さを感じてしまいます。

隙間風対策にはエアシート(透湿防風シート)を適所に施工します。

断熱と合わせ気密にも配慮して施工していますがそこは古民家、難しいです。

古民家らしい丸太で組まれた小屋組み。こちらのお住まいの丸太はとても太くて良い材料が使用されています。

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しかし断熱空間の区画上に丸太梁が重なり合ってにかかっていることで問題が出てきます。曲がりのある丸太材が二重にかかる部分は変形した隙間ができていて、断熱材を隙間なく施工することはとても難しく頭を悩ませます。丸太梁を隠して壁を内側に作ってしまえば解決するけどやっぱり、力強い丸太を見せてこそ古民家ですし。現場の担当者も大工さんもここのふさぎ方を目下検討中。

社内検査は社員で課題を共有し、アイデアを練る場所でもあります。

社内検査は家づくりで大切にしたい技術やコンセプトを実物を前にして共有できる機会でもあります。育暮家では事務員さんも参加するみんなで行う。素人目線でのcheckも大事にする、学ぶ社内検査になっているのが特徴です。

担当者の説明を受けながら家の隅々を点検、チェックしながら回ります。

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Vol.2でお伝えしたトップライト。キッチンに優しい灯が届いていました。

北側のキッチンダイニングでしたが昼光利用・断熱・通風とパッシブデザイン的工夫も
みんなで確認しました。

冬の間続いた工事も終わりです。

ご相談いただいたとき、「この家は残す価値のある家ですか?」とおっしゃられていた

住まい手さんに「残す価値がある」と答えさせていただきました。
地元の木材を使い、土の土間が残り、地域の風景をつくり、そして何よりつ
ないできたこの家の歴史がつながりました。断熱で暖かくなり耐震補強で安心が増しました。
今もう一度「この家を残す価値がありますか」と住まい手さんから問いかけられることは無いと思います。
心暖まる住まい手さんの気配りで私たちの心も暖かく残していくためのお手伝いができたかなと思います。

413日・14日こちらのお住まいでサロンと見学会を開きます。詳細はこちらから。

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静岡県藤枝市青南町2丁目8-7

育暮家はいほーむす