藤枝市 リフォーム 育暮家 家は新築から始まり、メンテナンスやリフォームを繰り返し、維持されていきます。生活スタイルも家のつくり多様化したい時代にこそ、「ライフサイクルリノベーション」の考え方が大事になります。家は住み継がれていくことで長寿命となり、その役目を果たします。
2019. 2. 28

瓦屋根のリフォームあれこれ(静岡・菊川)

日本を代表する和瓦。日本の瓦の歴史は1400年前に遡るとか。

最近では様々な屋根の形や素材が増えていますがやっぱりいぶし瓦の落ち着いた屋根の風合いはいいですね。
それに経年する中で雨風にもしっかり耐えてくれます。

今回はそんな瓦屋根をいろんな理由から屋根のリフォームしているお住まいの紹介です。

 経年劣化に強く、破損したものの取替も容易な瓦ですが地震などから一時敬遠された時期もありました。

昔の瓦は土葺と言ってたくさんの土をのせながら葺いていました。ですので重量があり、建物の重心が上になって耐震上はちょっと不利でした。耐震診断では瓦屋根は重い屋根と分類され計算上はマイナス要因となります。
でも阪神地震から開発されたガイドライン工法で自然災害に強い屋根ができるようになりました。

 

 こちらは静岡のお住まい。敷地内に地盤の軟弱な部分があり、台風や地震のことを考え屋根を軽くしようと
金属葺きのガルバリウム鋼板の屋根に変えることにしました。

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まず瓦を下しました。おろした瓦はかなりの量になりました。土葺の瓦ではないので土の処分はわずかです。

瓦を降ろす作業、瓦の処分、下地の直し、新たな屋根・・

コストもそれなりにかかりますが、これで耐震性が上がり、耐力壁の負担も小さくなってプランにも自由度がでてきます。

屋根が軽くなれば全てOKとはいきませんが壁、床の剛性をバランスよく計画すればリフォームの目的の一つ「安心」を手に入れられます。

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屋根葺材を取り除くと野地板という板張りが見えてきます。

その上に下地補強の合板野地を施工し新たにガルバリウム鋼板の屋根を葺いていきます。

今回の屋根通気は天井裏換気から棟換気へと空気を導きます。

もう一件瓦屋根をリフォームしたお住まいの紹介です。

こちらは山あいに建つ伝統工法の古民家です。

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こちらは土葺の屋根ですので、大量の土を下しました。

こちらのお住まいは明治から家族でつないできた家です。家の風情からも和瓦が一番似合います。
改良され軽くなったいぶし瓦で施工されます。

土葺の場合は土の摩擦で瓦を止めているので瓦がずれたり飛んだりしやすいです。

最近の瓦はずれ止めの桟や瓦のつばの加工の工夫、一枚づつ瓦をビスや釘打ちされるので

、かつてのように強風や地震の不安は和らぎました。土は1㎡あたり40kgあまり。
その土がなくなることで屋根荷重はかなり減らせます。耐震的にもメリットがでます。

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最近の瓦は和瓦だけでなく、様々な形や材質、工法のものが出ています。後々廃盤で手に入らなくなるリスクのあるものもあります。瓦の予備は十分確保しておくとメンテナンス時に助かります。塗装など足場を利用したタイミングに点検しておきたいですね。

住まいは屋根、床下、壁の順でしっかりメンテナンスして永くご家族の幸福づくりに応えてくれます。

静岡県藤枝市青南町2丁目8-7

育暮家ハイホームス