藤枝市 リフォーム 育暮家 家は新築から始まり、メンテナンスやリフォームを繰り返し、維持されていきます。生活スタイルも家のつくり多様化したい時代にこそ、「ライフサイクルリノベーション」の考え方が大事になります。家は住み継がれていくことで長寿命となり、その役目を果たします。
2018. 6. 11

パッシブデザインの手法について現場から~(静岡ー島田)

今日は窓を開けようかな・・・ひと月前よりそんな日がぐっと増えてきましたね。
窓を開けて風を入れよう。とても気持ちの良い響きです。
私たちはこんな環境を利用して気持ちよく暮らすことをパッシブな暮らしと言っています。
パッシブな暮らしがより効果的にできるようにパッシブデザインを勉強しています。

 今回はこのパッシブデザインをどのように家づくりに活かしているのか、
現場の写真を添えてお伝えします。

 窓の役割は採光、眺望、通風ですね。
この中でパッシブデザインとして関係があるのが採光と通風です。 
例えばより風を入れようと思えば、よりよく風が入るように窓を選び、
そして配置することを考えなければなりません。

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この並んだ窓、タテ滑り出し窓といいます。
ここは他の建物が近くにあり、建物に沿って風が抜ける場所です。
そこで家に対して垂直に出ていくこの窓に風が当たって家の中へ流れてくるのです。
このように窓をつける方法をウィンドキャッチャーといいます。
一般的な平面的な窓だと建物に並行して流れる風は入りにくいので、
このような窓をつけると風量が増します。
パッシブデザイン通風トレーニングのページはこちら

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 実際に10年点検で訪問したお宅も隣家と近い裏についていた窓がこのタイプで、
「開けているといい風が入るので、夏の期間家に居る時は開けているよ」と
おっしゃっていました。
 リフォームで風の通りがある壁面の窓を変える工事があったら、
このタイプを選ぶといい風の恩恵が受けられますね。

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 この2枚はロフトの上とそのロフトから見下ろしたところです。
ロフトの奥に窓があります。2階の空間へつながり、その先にはまた窓があります。
入口・出口をつくってあげると、風の取り込みが良くなります。
このようにロフトなど高い所に窓を付けてあげると、
夏に温まって上昇した空気が抜けやすくなります。
高低差をつけて窓を配置するのも通風テクニックです。
 高窓で配慮すべきことに「開閉方法の検討」があります。
ひも・棒・オペレーター操作・ミニ階段も検討材料ですね。

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雨が入りにくいように軒下に内倒しタイプをつけていますので、
冬や台風以外は開け放しておくという方が多いです。
いろいろ風を取り込む工夫をご紹介しましたが、
いずれにしても風は気ままなものです。
生活しながら「自分の家の風」をつかまえましょう。

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これはベランダの様子。
夏場、家に日射を入れないようにするため軒をきちんと出します。
日本の家の深い軒
軒先での作業スペースだったり、夏の日除け、雨よけだったり、
日本の気候風土の中で育まれてきました。
 でも冬の暖かい日差しを取り込むにはちょっとマイナスです。
そのハンデを解決するためにもパッシブデザインの技術を使います。
特別な設備をつけるのではなく、太陽熱・太陽光・風を有効利用する工夫を、
住まいに上手に取り込む・・それがパッシブデザインです。

 先日はこのパッシブデザインについての勉強会を開きました。
完成したお住まいを会場におかりし、パッシブデザインの実例を体感していただきました!

実際の生活を通してでなければわからない効果ですが、「なるほど」が
少しでもお伝えできた気がしました。


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すっかりお馴染みになってきたグリーンのカーテンも、
日射を遮るというパッシブデザインの延長ですね。
パッシブデザイン・・少し身近に感じられたでしょうか。

静岡県藤枝市青南町2丁目8-7
育暮家ハイホームス