藤枝市 リフォーム 育暮家 家は新築から始まり、メンテナンスやリフォームを繰り返し、維持されていきます。生活スタイルも家のつくり多様化したい時代にこそ、「ライフサイクルリノベーション」の考え方が大事になります。家は住み継がれていくことで長寿命となり、その役目を果たします。
2017. 7. 13

増築された家のリフォーム vol.1 (静岡-岡部)

 今リフォームしている住宅は昭和63年に建築され、平成2年にリフォームをしたお住まいです。

現在増築をした家にお住まいの方も多いのではないでしょうか?ライフサイクルは

時間と共に新しい変化をむかえ、建築当時のままでは生活が困難になることもありますよね。

 
そんなライフサイクルに合わせてリノベーションをし、家のサイクルとライフサイクルを

合わせていくことを私たちはライフサイクルリノベーション(育暮家の造語です)と呼んでいます。

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 築年数のたったお住まいのリフォームでは過去の増改築の状況を正しく把握できるかが


家の耐震性能に大きく影響
します。

 
今回のお住まいはリフォーム時に増築されていて、二つの小さな建物が並んでいるイメージです。

先に建築された部分と増築部分のボリュームが同じくらいあるのです。


建築時と増築時の年数は大きくはなれてはいないのですが、それぞれ構法が違っていました。

この辺りは耐震補強の時には意識したいポイントです。

 
特にこのお住まいで特徴的なところは小屋組みです。小屋組みというのは梁より上の部分、

屋根をのせるための構造部のことです。

洋小屋・和小屋.png

 少し見にくいですが、写真の左側は洋小屋組・右側は和小屋組という組み方です。

 
通常は一通りの構法で一度に屋根を組みますが、今回のように建築時期がずれ、大工さんも異なり、

別々の建物としてつくられたため、こんな珍しい状況ができあがっていました。

幸いそれぞれの構造は分離独立させてありました。柱の部分には耐震補強工事をしたときに

取り付けられた制震ダンパーという金具が見えます。


 育暮家では通常和小屋組で小屋組みを作っています。

 
ですので、住宅では普段あまり洋小屋組にはお目にかかりませんが、イギリス旅行の時に教会で見かけました。


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こうしてみると構造体も絵になりますね。


育暮家の家でも見学会の時にはみなさん小屋組みを見上げています。


天井を小屋組みの下で貼ってしまうと小屋組みは見えなくなってしいます。

育暮家ではこの大井川杉の小屋組を見せるために材料を傷にしないよう

職人さんが気を付けて建前をしています。

 構造は仕上がってしまうとあまり意識されなくなってしまう部分ですが、

職人さんと設計する人間の知恵と技術が詰まった家の大事な骨組みなんですね。


 洋小屋組と和小屋組と言っても様々、どんな特徴があるのか、このつぎに簡単に書いてみたいと思います。

自分の家の天井裏をのぞく機会がありましたら小屋組みを見て下さい。

リフォームの際こんな小屋組ですと最初に話して頂くとこちらも参考になります。

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